シューティングラーヴェ(はてな)

シューティングラーヴェの移行先

本当にあった怖い話 薄い本の悪夢

注・遊戯王とは関係ありません あれなものが苦手な方はおもどりください。


昔ある女性と袋でカラオケやら、買い物を楽しんでいたのだが、途中

「もう少し付き合ってもらってもいいかな?行き辛いところかもしれないけど」

と言われ、大して深く考えず承諾した俺。まさかあんな事になるとは、その頃の俺は知る由もなかった…。



連れられたのは、薄い本の店

それも周りは女性客ばかりの、所謂ブラック・レジェンダリー好きが集まるようなお店である。

あれ…俺場違い過ぎじゃね…?
むしろあらぬ誤解を受けそうなこの状況。店の中の男は俺一人、店員も全員女である。
『俺、この世に存在しちゃいけなかったのかな…』
等と10代の若者っぽく思い悩みそうになるも、隣から声が

「ねーねー、これなんてどうかな?」

と、薄い表紙を見せてくる連れの女の子。
どうみても男と男がブラックレジェンダリーしている表紙なので、目のやり場に困ったので。急いで視線を前ににg…変更する。

「…や、どうかなと言われても
本心でそう言った。ってか何て反応すればいいんだ。
うっはーマジ興奮する!うひょーいとか言えばいいのか。それは俺の存在が危なくならないだろうか

そして心ここにあらずの状態で前の品物をゴソゴソ探っていた手がパッケージを裏返すとそこには先程見せられた者よりレベルの高いブラック・レジェンダリーが展開されていた。

「あ、そういうの好きなn」違います

しかしまぁ、こういう業界は詳しくなかったが見慣れた名前があった。
例えば鈴村健一とか、アンタは一体何をやってるんだ!
声優も色々大変なんだろうな、と勝手に一人で納得。

そしてついにレジの時間。もう4時間はここにいただろうが…(実際は15分前後です。
レジの人と顔を付き合わせるのもあれなので、その子を待つ為に適当な棚のところで待つ事に

待つ…事に…









孤独ってこんなにも寂しいものなんだね…アレルヤ



女性同伴でも十分怪しかったのに、一人で物色しているのは明らかにやばいんじゃないだろうか。
等と過剰なまでな自意識過剰。いやでも普通に考えて落ち着けベーダからの指令を待って冷静にマグナムトルネードで空気の刃を

「お待たせ!」   

「待ちました」


全然待ってないよ^^とかそういう気の利いた言葉は言えなかった。ってか言いたくなかった。
その後も色々なところに連れられ、「これどう^^?」と言われ続けてやっと終了

後の飯での話によると、やはり弄ぶのが目的だったようだ。
くそぅ、俺は男だぞ!男のが女より偉いんだぞ!
心の中で叫んだところで意味はなく、所詮この世はレディーファーストなのであった。

くそ、次は逆に弄んでやる!とか宣言したら犯罪臭しかしないこの理不尽さ。

この世界は歪んでいる…俺はその歪みを断ち切る!


だけど、一体何と戦えばいいんだろう。