2015-01-01から1年間の記事一覧
※本記事は筆者の独断と偏見に満ちています 参考程度にどうぞ ・射撃CS ランサーダート 悪い事は言わないので高く浮いた後に撃ってはいけない BD効率が悪い為地面を這いながら撃つのを推奨 その方が期待値も高い ・サブ マガノシラホコ メインサブはオマケ…
「ねぇ、キミはアレを見てどう思う?」 ヘルメット内でのディスプレイ越しに蛇内に話しかけたのは、警備員の制服を着た中年の男だった。 ゲーム内で個人に話しかけることが可能ということは、この試合を見守りに来た運営サイドの人間――要するに新人である俺…
無利君に火事の夢の事を聞いた。 頭が割れるように痛い。汗が滲み、脳にミシリと罅が入る音がする。 その先を知ってはいけない。誰かがそう語り掛けてくるような錯覚。 そんな激痛と戦いながら、私は夢の話の最後を聞き――意識的に、その思考を閉じる。 「無…
肉体の結合には幾つかのデメリットがある。 一つ、寿命や身体機能がどうなるか、前例が少ない為保障できないこと。 二つ、顔の細部が変形してしまう可能性があること。 三つ、結合の影響で記憶が一時的。あるいは恒久的に消えてしまう可能性があること。 蛇…
天ミナは慣性移動が恐ろしく強く、相手の上を取った攻め方をする事もしばしば しかし当然ながらそれにはリスクがあり、下に潜られブースト有利を取られる事もしばしば。 ただ、そこまで悲観する事は無かったりする。 ブースト有利を作った相手は安全に着地を…
死ぬという言葉は、現代では気軽に使われ過ぎていると思う。 声を失った時――私は今までの私が全て消えてしまったと感じた。 私が一生懸命に続けていた努力も、積み重ねて来た関係も、白紙に戻ってしまったのだと感じた。 以前できたことができなくなる。 以…
マキブフルブ共通ネタ 勘違いを招きそうなタイトルだが、所謂ロック引き継ぎミラージュコロイドのえぐい版である BRを赤ロギリギリで上昇しながら出し、相手の真上からミラージュコロイドを入力する事で再現可能 ミラコロの天敵は所謂迎撃なわけだが これが…
ギスⅡ先行解禁しましたね! 色々語りたい事はあるんですが今日は 『個人的解放モードの生かし方』 だけ語ろうかなと 赤ザクの9倍並とかいう間違いなく強力な時限武装。だからといって一人で攻めても意味が無い。 そんなわけで…… 91と組んで来ました! 解放…
「廃駒、って呼ばれてんだよな。俺達の場合は」 妙な言い回しにハテナマークを浮かべていると、薙刀を携えた男が口元を歪める。 「いや、だって捨て駒って言ったら紛らわしいだろ。俺達は今まで駒兵(くへい)だったんだからな」 クヘイ。 その言葉を聞いた…
ep60までのネタバレを含みます 興味の無い方や読みたくない方は戻るボタンをぷっしゅ ※特区では専攻以外の経験や知識が一定以上あるプレイヤーを≪マルチホルダー≫と呼称する。 基本的には単一専攻のプレイヤーは結果を出し難い傾向にあるが、稀に例外も存在…
「ふむ……中々手強いな」 漆黒の装甲の下に独特の金色のフレームを隠し、ヒールのような脚部と背中にまるで翼のように広がる兵装、『マガノイクタチ』が特徴的な機体【アストレイゴールドフレーム天ミナ】のパイロットは、相対する機体からバーニアを制動させ…
連れて来られたのはとても大きい船の中。 何やら特殊なシステムをテストする為、普通の施設では駄目とのことらしい。 体育館のように巨大なスペースの真ん中には仕切りがあり、対戦相手の姿を見る事はできない。 まだ到着していないか準備ができていないのだ…
※あくまで個人的な考えであって正解とは限りません 流し見程度で留めてもらえると幸い さて前置きはともかくリクを頂いたvsサンドロック or フルアーマーユニコーン 当然ですが 総合スペック上では負けております なので秀でてる部分 つまりはミラコロを当…
どうも 久々のexvsmb記事です 黒い機体しかいませんが現在の戦績はこんな感じ T Vヘルやらのコラムとか某サイト形式でやりたい気もしますが そんな時間あるならやることやれよという自意識が自重しております 需要もそこまでないでしょうし仕方ないね 最近…
願いを叶えられるのは一つだけです。 そんなことを言われたら、誰だって一度はこう願った事はないだろうか。 ――じゃあ、願いを二つに増やしてよ! 当然大抵その願いは却下される。それはズルだから無しと否定される。 だから私はその願いを心に秘めていても…
色々あったとはいえ3か月で10話しか進んで無い(真顔 あ、もうなんか生きててすいませんって感じですね。 もう気合入れ直しますプライベート削ります生きててすいません。 さて、今回最後は植実vs無利を書いたわけですが 皆さんは『対戦ゲームって何が…
無利君が踵を返し剣を取りに戻る。 私はそれを咎める為に前進――する瞬間に《プロトナイト》は半身を反らしながら盾を投擲。 ――来ると思った。私の弱点を正しく認識している無利君ならそうしてくる。 脳の反射に、生まれ持った技能に頼っていた故の弊害。 生…
初動狩り。 相手の攻撃モーションの初動に更に発生の速い攻撃を合わせる事で、動作そのものを潰す技術の一つだ。 本来は一点読みの類で使用できるリスクの高い行動だが、私はそれを近接戦闘であれば確実に成功させることができる。 教師の説明によると『脳の…
真昼であるはずの室内に夜の帳が落とされ、ステージが構築されていく。 舞台は荒野。 幾多あるステージの中でも遮蔽物が極端に少なく設定されているシンプルなステージだ。 オブジェクトやギミックが少ない分実力が出やすく、故に上級者に好まれるステージで…
『シークレットマッチ』 特区の大会を最後まで勝ち残った者のみ挑む事が許される戦いで、ふざけた事にその内容は秘密である。 過去には秘密裏に敗者復活戦を行い、それを優勝者の最後の相手として仕向けた例もあるが――それならまだ良かった。それに勝てば、…
そうして決勝戦まで勝ち進んだ私達を待っていたのは、蛇内君と鞠ちゃんの二人だった。 大会開幕時には「決勝で会おうぜ!」とお決まりの台詞を言った蛇内君に対し それ会えない奴が言う台詞だからな、と笑っていた無利君だが、今はその表情に笑みは無い。 ど…
話し合った戦術をお互いに実行。 想定外が発生すると、それを打開する為に《ヴェリク・パラディン》を突撃させる。 私の意図をいち早く無利君が察し、実行した行動の空白を埋めてくれる。 初めて会った時よりも何倍も緻密な連携が取れるようになった私たちは…
「――つまり植実ちゃんは出会った直後。チャットに誘う為に『接触』しただけだったと」 『うんうん』 「まじかよ良かった……俺てっきり無利に先行かれちゃったもんかと」 涙を流しながら失神していた蛇内君だったが、携帯画面を抉るように見せ誤解を解くと、無…
貴方の願いはなんですか? こんな質問をいきなりされたら、誰だって怪しい宗教の勧誘を疑うに決まっている。 だけど、私が記入している用紙には――間違いなくそんな冗談みたいな項目が存在していて。 (これ空白のままじゃ駄目なのかなぁ……) 必須事項――そう…
結論から言えば。 私の願いとは裏腹に、相方の幻機は高水準なサポートを維持していった。 相手との距離を接近させる事で《ヴェリク・パラディン》と私の得意な土俵で戦う事ができたし、距離を取ろうとすればあのリモコンのようなシールドで退路を塞ぐ。 相手…
それから。 現場を発見したスタッフに取り押さえられ、母親は警察に連れて行かれた。 今回の事件は社会問題にもなっていた「虐待」と判断され、それに幾つもの罪状が加わり、母親は十年以上の懲役を課せられた。 全ての原因は、私が母親の事をちゃんと見れて…
ここは、名のある出演者にのみ入る事が許される控え室。 私――小河植実は特区に来る前、色々な人に必要にされていた。 自分の声を聞いてもらい、お客さんに喜んでもらえるのは嬉しかった。 偉い人が言っていたらしい。声というものは、代替の効かないこの世で…
心が、羽のように軽い。 それは生まれてから初めての感覚だった。 先程の反動なのか視界は覚束ないが、手先は一つのミスも無く機体を操作し、迫り来る半実体剣を捌き続ける。 それもそのはず、蛇内からの攻めの手は非常に少なくなっていた。 アイツの目的は…
唐突ですが、ep01~32を一週間以内に全ロックします 具体的に言うと始まりからタクト編全部です 新規に読んで頂ける人を確実に減らす行為なので避けたいのも正直な所なのですが 数か月間は規定なので非公開にする事になります。 ロック後は応急作として大ま…
バスが、ようやく到着した。 重い身体――いや、重い 『頭』 を引き摺るように、バスに乗り込む。 席は殆ど埋まっていたが、今は背伸びして吊革に捕まる元気は正直無い。 どこか座れる席はないものか、と車内を見渡していると――。 「隣、空いてますよ」 二人席…