おまえこそがナチュルの王子様。

とあるバトロワの佳境。

ほしくず「…俺は、霧の王に究極龍で攻撃！」
シーブ君「ば、ばかなあああああああああ」

ほしくず「レプティレストークンに光龍で攻撃…する前に」
アワワスカさん「…？」
ほしくず「…トラップ、発動していいかな？＾＾」
アワさん「…ま、まさかそのカードは…」
ほしくず「そのまさかさ。罠カード発動、竜の逆鱗！！10300の貫通ダメージを受けろォ！」
アワさん「くっ、やられる―――！？」

その時

がおさん「速攻魔法発動！サイクロン！逆鱗を破壊する！」

こんな余裕の無い状況で、他人を助ける俺の友人

正直な話、恒例となっているインフレバトルはもはや佳境だ。
ヴェノミノン側も蘇生カードを殆ど使い果たし
光龍の攻撃力は10300。そのデッキ…『ナチュル』では、除去に頼るしか道が無いはず―――。
なのにどうして彼はサイクロンで助けたのか、その真相はすぐに分かった。

がおさん「シンクロミラクルフュージョン発動！来いエクストリオ！続いてシンクロ召喚！ナチュルビースト！レディバグ3枚を呼び、エクストリオに効果発動！」

…え、攻撃力で勝負？
確かにレディバグは優秀なインフレ要因だけど、3000アップじゃ光龍には届かない。

がおさん「シンクロ召喚アームズエイド！エクストリオに装備!!」

これで6800。まだ足りない。

がおさん「リミットリバースでレディバグ蘇生！1000ＵＰ！」

7800。なんだ、暴走召喚でも来るのか…？

がおさん「リビングデッドの呼び声発動、蘇れガオドレイク！　そしてバトルフェイズ！」

「…え、バトルフェイズ？」

攻撃力7800のエクストリオは確かに見事だ。
ここまでエクストリオを愛し、育て上げた決闘者を…俺は知らない。
だけど、バトルフェイズに入ったって事はもう諦めたって事だろうか。
攻撃力10300の光龍には、さすがに勝てなくて…とりあえず上を目指してみた、そういう事なんだろうか。

がおさん「―――光龍に、エクストリオで攻撃。今、俺のナチュル達は一つになる！」
ほしくず「…え？」

がおさん「ダメージステップに罠発動…ガオドレイク、今こそエクストリオに力を貸せ！」

「ビースト・ライザァァァァァァ！！」

青眼の光龍 攻撃力１０３００

ナチュル・エクストリオ　攻撃力７８００＋３０００＝１０８００

ほしくず「…ば、ばかなぁぁぁあああああああああああああ！！」　→ＬＰ０

誰が光龍を戦闘でぶっ倒すエクストリオを予想しただろうか

彼は全員が見守る中、最高のコンボで光龍を戦闘で倒し、勝利をもぎ取って行ったのだ。

…だが、不思議と悔しさは無い。むしろ相手を褒め称えたい。
彼は封殺スタイルとは別の、もう一つのナチュルの姿を見せ…その実力を、最高の形で示した。
「ナチュルの印象が変わったわｗ」と零した人もいて、確かにそうだよなと思う程の活躍をした。

これを成してしまうがおさんは、本当にエクストリオの事好きなんだな…。
ギミックもいつも斬新だし、改めて凄い人だと思う。―――俺も、負けてられないよなぁ。

他にも沢山いい決闘があったけど、きっと他の皆がレポートしてくれるはず…！
今日は本当に色んな意味で楽しい決闘が出来た。
…それこそ、最近のオフの鬱をふっとばすくらいに。

そんなわけで今日参加してくれたお二人は本当にお疲れ様でした、また決闘しようＺＥ！