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遊戯王オリジナル episode-68 NGシーン

この記事には遊戯王オリジナル episode-68までのネタバレがあります

ネタバレを嫌う方や、まだ読んでないよ!という方。世界観とキャラ崩壊が許せない方。
初めてここに来るんだけど?という方は、読んでも意味がわからないと思います。
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「さて、私はスタンバイフェイズに――セットされている通常魔法を発動するわ」
「え……?」

 スタンバイフェイズに通常魔法?
 七水は愛城の言葉に、驚きを隠せなかった。
「通常魔法は、メインフェイズにしか発動できないはずだよ。例外なんか……」
「ところが例外があるのよ。――私は通常魔法<邪悪な儀式>を発動!」

《邪悪(じゃあく)な儀式(ぎしき)/Curse of Field》 †

通常魔法
フィールド上の全てのモンスターの表示形式を入れ替える。
発動ターン、モンスターの表示形式は変更できない。
このカードはスタンバイフェイズにしか発動できない。

 邪悪な、儀式?
 見た事も無いそのカードの使用に、七水は驚きを隠せない。
「どうやら本当に存在すら知らなかったようね。――貴方決闘者として失格だわ」
「……ッ」
「邪悪な儀式の効果――カードの効果は、ルールよりも優先される」
 勿論、と一言付け加え……愛城は口元を吊り上げ、言った。

「カード効果の誓約――ダークルーラーの表示形式変更不可能力も、無視する事ができる!」
「え……」

 攻撃力4000のダークルーラーが、再び表示形式を攻撃表示へと変化した。
 腕を盾にし、縮こまっていたダークルーラーが、その二つの龍の口が再び七水へと狙いを定める。
 そして、それは七水のモンスターも例外ではない。

「あ……れ?」
「何を驚いているの?<邪悪な儀式>が影響を及ぼすのは、裏側表示モンスターと言えど例外じゃない。さぁ、攻撃表示になりなさい!」
「あ……あ……」
 七水が壁として伏せていたモンスターが、無残にも攻撃表示に変更されてしまった。






























































《スノーマンイーター/Snowman Eater》 †

効果モンスター
星3/水属性/水族/攻   0/守1900
このカードがリバースした時、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊する。


――凄まじい、爆発。
 極光を吐き出そうとしたダークルーラーは、攻撃表示になった妙な雪ダルマの効果で、呆気なくも粉々に破壊されてしまった。
 その凄まじい爆発は周辺の雲を裂き、木々を揺らし、大気を震えさせる。




「……」

「……」



余りの状況に二人は、呆然自失になってしまう。
そして愛城は、七水に見せた事のないような朗らかな表情を浮かべたまま、言った。






「……ずるい!」
「……ずるくはないよ!?」


























 めでたしめでたし♪