【GGXX】懐かしい感覚
~数週間前~
「そろそろ新作稼動するし、久々にギルティやらないか?」
「いいね。じゃあ9時に色んな人集まるから例のゲーセンに集合しようぜ」
いやもうボロッボロでした
久々に会った旧友は格ゲー続けていてコミュニティまで作っているのに対し、俺はエクシアアアアアアアアア!とかハルオオオオオオオオとか言って随分格ゲーそのものから遠ざかってる身。相手の力量が殆ど大会勢クラスなのに、俺はといえば波動拳コマンドすら安定しない始末 幾ら持ちキャラがカイだってなぁ 限度ってもんがあるんだよ…
ということで某アスナさん病院の付近のゲーセンで練習しに。
あれから誘われてはいないが、仮にあの環境で生き抜くにはコマンド暴発する程度の実力ではもはや失礼に当る。
最低でも自分の実力を元に戻さないといけないなと思いつつ、コマンドや基礎コンボの練習をしていると……
颯爽と現れる乱入者が
さすが新筐体。最後までCPUというわけにはいかない。
だがそれは願ってもないこと、CPU相手にできて、対人相手に成功しない立ち回りや技術に価値なんか無い。
コマンドもそれなりに安定してきてるし、まずは丁寧に立ち回って……
ガン攻めを捌けきれず負けました
相手はガンフレ青を使えないレベルだけど、攻めに波が乗ると怖いタイプのプレイヤーだった。
弱くはないが、前回の旧友達と比べると雲泥の差だ。これに勝てなければ一生彼等には適わない。
うん、切り替えていこう
2戦目は気を取り直し、相手の癖や傾向を脳内で分析する。
いわゆる波に乗っていくタイプで、ガードの合間の暴れを無敵技で潰してくる。
つまり攻めに入られた時はガード重視で、攻めも無理な起き攻めはせず、相手の迂闊な無敵技の裏を欠けば……
よし3連勝ォ!
相手がグーを出し続けるタイプだったので、それに合わせてスタイルを変えてからは一度も負けなかった。
たまにぶっぱUZEEEEEってぶっぱ行動を抑制する方がいますが、ぶっぱ技に連続当たり続けてるのはどう見ても読み負け。
初戦の俺はワンパターン過ぎる牽制を全て無敵技で潰されてましたが、それはぶっぱ側じゃなく牽制側が明らかに悪いよね
等と初戦の敗北を勝った後に噛み締めていると、今度は違う人が乱入してきた
ジョニー使いって強い人多いんだよね……
そのジンクスに違わず、一勝もできずに三連敗 翼カスや青キャン、空コンもノーミスというトンでもないジョニーでした。どうすんだこれ
さっきのソル使いの人も後に乱入しましたが三連敗。
その試合を後ろから眺めつつ、その人の傾向を考える。
実力がどう見ても高レベル。
暴れ潰しが上手く、甘えた暴れから7割持っていかれる事もある。
でも強いて言えば、攻めでノリノリになっている時に絶対に様子見を混ぜない それはつまり、その部分に攻撃を差し込みさえすれば攻守逆転が容易になるかもしれない。
3連勝おおおおおおおおおおおおおおおお
ははっ、さっきの3連敗をそのまま返してやったぞ!(白目
経験上すんなり勝てた相手に対して攻撃パターンを変える人は少ないので、そういった意味でもやりやすかった。
2度目の乱入もなんとか追い返し、先程のソルの人も倒すと、新しい人が向かいに歩いていく。
またお前か!ソル!
しかし先程の人が渋いカラーを使っていたのに対しこちらはデフォ色。わかりやすい。
さてどんな実力か。プレイ傾向はどんなものか……
「でぃやー!」
「え」
「ガンフレでぃやー!」
「ちょ」
「御託は、いらねぇ!」
「ぎゃあああああああああああ」
何あのソル怖い
早く新コンボマスターしてんですけど まだ半月ぐらいしか経ってないんですけど
その人のソルは最初の人に攻撃傾向が似つつもガードも超硬く切り返しも潰してくる という非常に厄介なモノ。
特に低空ヴォルカの置き方が非常に厄介で、甘えた飛び攻撃をしようものならアレから5割確定である。
ちなみにこちらの類似技であるヴェイパースラストは読まれて空中ガード→フルコン入れてくる徹底っぷり。
2クレ目もボロ負けし、どうしようかな、帰ろうかなという思いも巡るが、試合の最初を思い出す。
あのソル、開幕掛け合い(演舞)飛ばさないんだよな……
ソルとカイは試合開幕に特殊な掛け合いがあり、それが結構の長さなので飛ばす人が多い。
しかし対戦相手の人は飛ばさない。最後まで見てくれてる。
それは多少なりとも『認めてくれているからかもしれない』と思うのは俺の自意識過剰だろうか。
……いや多分そうなんだろうけど、コイツと対戦するのがダルいと思っているのなら、開幕なんか大事にしない気はする。
何より俺自身専用開幕が大好きなので、親近感が沸いた。
なら、やってやろうじゃないか!
気持ちを新たにコイン投入、例の開幕を全て見つつ、開始直後からヤマを張る。
さっきまでの試合では、バックジャンプしながらHSという安定行動からの低ダで何度か痛い目を見ているので、そのジャンプHSに唯一届くグリードセイバーを仕込む。その通りに動きカウンターヒット、CPUで練習した簡単なコンボでダウンを取り、相手の空中をめくりながらSを重ねる。
ここで続く攻撃で足払いで転ばされ攻守逆転。
何とか凌いで攻勢に回っても、何度か足払いで仕切り直しされる。あの足払い強過ぎ。
足払いが余りにも多いので、今まで転ばされてた場面で空中移行技であるグリードセバーを混ぜる。案の定足払いにカウンターヒット。フルコン。
これはいけると思いつつ同じタイミングでグリードセバー。しかしなんと空中投げされる 攻守逆転。
こちらはグリードセバーを潰された事で、相手は足払いを潰された事でお互い丁寧な立ち回りに
丁寧にガードの流れになったので投げに行く。案の定投げ成功。
そのまま空中から攻撃すると見せかけて着地投げを狙う
しかし相手も同じ事を考えていたようで投げ同時発動→投げ抜け
空中から攻めたところで例の低空ヴォルカで潰される。フルコン食らうとまずいのでサイクバーストで仕切り直し。
低空ヴォルカを何度も食らい苛付いたので、誘ってバックダッシュFCスタンレイズ(設置技) 設置技にヴォルカで突っ込んでカウンターヒット ざまぁ
相手のヴォルカの頻度が減る。でも攻めは相変わらず怒涛。
明らかに高い空中ジャンプで攻めてきたのでヴェイパースラストで叩き落とす。
……落とそうとしたら誘いだったようでFDしっかりガード。フルコン決められる、俺ざまぁ
そんな感じで1勝を掴み取り、2戦目には負け また一勝する
お互い2WINしては連勝を止めるサイクルを繰り返し、純粋に「楽しいな」と思った。
少し格上の人に引っ張り上げられてるような感覚 何とか食らい付いていける事への達成感。
そして何よりも技一つ一つの攻防。
それを繰り返していると、相手はダウン後に何となく「危ないな」と思う瞬間があった。
なので、前にダッシュする。
起きた直後のソルが構え、暗転。
無敵時間を有する覚醒技のタイラン・レイヴである。同じ無敵技のヴォルカより発生も威力も高い。
それを相手の起き上がった直後に出るようにタイミングを調整したヴェイパースラストで、後出しの形で叩き斬った。
両方とも序盤無敵技には変わらないのだけれど、無敵技は後出しされた無敵技に絶対に勝てない それは覚醒技だろうと通常技だろうと変わらない。
相手がガードしてたらフルコンで即死してもおかしくないほどの隙を晒すのだけれど、何とか読み勝てた。でもヴェイパースラストのダメージは非常に低く、読み勝った所でリターンが余りない。
でもそれは数値上の話で、潰された側には結構な精神的圧力がかかる。
何故かと言うと「無敵技を明らかに狙い打たれた」という事実は「俺のパターン明らかに読まれてるんじゃね?」という疑心暗鬼に繋がりやすいからだ。
それはその通りに作用し、そこで1勝。
が、問題はそこからで……お互いが体力半分を切った辺りで
相手が無敵技を出しそうなタイミングがあった。
ここでもう一度同じ事をすれば、一気に持っていける!
とかいう外道な考えを実行しに、相手の無敵技を誘い、走り込みながら一瞬遅れてヴェイパースラストを出すと
なんとヴォルカニックヴァイパーで相殺してきた
は!? とリアルで叫んだような気がした。
多分狙いはお互い同じだったのだろう。同時に無敵技をディレイかけて撃ったもんだから、全くの同タイミングで無敵技が出てしまったわけだ。なんでやねん。
お互い予想外過ぎて、相殺後両者すぐには動けず、着地後お互いバックステップで距離を取る。
敬意ボタンに手がかかったが、初対面の人なので我慢
そんなこんなの攻防がもう楽し過ぎて、本当いつまでもやっていたいぐらいだった。
でも2WIN→2連敗を5回ぐらい繰り返した後、俺が最終的に3コイン分連敗したので、大人しく帰宅。
こちらが楽しいとはいえ、見知らぬ人に余り粘着するのが嫌だったのと、正直1時間30分でもう限界だったのが大きい。
比べるモンじゃないんですが、必要集中力でいうならガンダムvsの5倍は疲れるんだよこのゲーム!
同じぐらい楽しいのも確かなんですが、仕事後とかだとやめてください死んでしまいます。
でも凄く引き上げてもらった気がするし、今回相手してもらったソル使いの人にはホント感謝! 相手も同じ様に楽しめていてくれたらいいですね。うん。