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星屑がルール勉強  カードが破壊された『場合』

※この記事はルール勉強がまだまだ至らない俺自身が勝手に調べ、勉強していく程度のものです。
上級者の方は参考にならない記事だと思いますが、生暖かい目で見守ってください。





















さて、遊戯王には『破壊される事で効果が発動するモンスター』が数多く存在する。

例えば『ユベルシリーズ』なんかが代表的だろう。
どんな効果なのかは殆どの人はご存知だと思うので、テキストの一部を抜き出してみた。
このカードの効果以外の方法で破壊された時、自分の手札・デッキ・墓地から
「ユベル-Das Abscheulich Ritter」1体を特殊召喚できる。
細かい事は省くが

~できる。と記述されているカードは、大抵が任意効果だ。

任意効果は強制効果に比べ、その名の通り発動するか否かを選べるので、一見便利そうに見えるのだが…

他の効果・処理に割り込まれた場合、効果を発動するタイミングを逃すデメリットも有する

つまりユベルや/バスター等のモンスターは、そのデメリットを突いて破壊する事で
後続が出てくるのを断つ事が出来るのだ。



ユベル召喚時に激龍葬を発動しユベルを破壊!→ユベル第二形態出現。めんどい。
ユベル召喚時にクリボーを呼ぶ笛発動!更にチェーンして激流葬!→第二形態は出現せず。らくちん。


このように、タイミングを逃させる事で意外と楽に倒せるモンスターは数多く存在する。
決闘をする上でこういった戦術を取れるというのは大きなアドバンテージ。
任意効果モンスターは空気を読まず、どんどんチェーンを組みながら破壊していきたいところ。

…が、類似した任意効果も持っているモンスターに、例外が存在する。











イメージ 1


古代の機械究極巨人

融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻4400/守3400
「古代の機械巨人」+「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動する事ができない。
このカードが破壊された場合、自分の墓地に存在する「古代の機械巨人」1体を
召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。

このカードが破壊された場合、自分の墓地に存在する「古代の機械巨人」1体を
召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。

さて、どう見ても任意効果なテキストのこのカード。
前述の通りタイミングを逃させる効果で倒したいところだが…。なんとこのモンスター

タイミングを逃す事で効果を不発にさせる事が、不可能なのだ


Q:《ソウルテイカー》(破壊と回復は同時ではない)で《古代の機械究極巨人》を破壊した際、《古代の機械究極巨人》の特殊召喚効果は有効ですか?
A:「破壊された時」ではなく「破壊された場合」なので、タイミングを逃さず発動します。(09/05/14)

なんだこの裁定

もはや理屈で説明出来ない謎裁定だが、遊戯王において

「破壊された時」より「破壊された場合」の方が強い

という事なのだろう…。もし類似した効果を持つモンスターを見掛けたら
これからは上記の部分を注視していくべきだな、と思った星屑でした。

おまけ ~『場合』と書いてある任意効果モンスター~

《E・HERO(エレメンタルヒーロー) ダーク・ブライトマン/Elemental Hero Darkbright》 †

融合・効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2000/守1000
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO ネクロダークマン」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。
このカードが破壊された場合、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
《月影龍(つきかげりゅう)クイラ》 †

シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
「スーパイ」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが攻撃対象に選択された時、
攻撃モンスターの攻撃力の半分だけ自分のライフポイントを回復する。
フィールド上に存在するこのカードが破壊された場合、
自分の墓地に存在する「太陽龍インティ」1体を特殊召喚する事ができる。
《返り咲く薔薇の大輪(リバイバル・ローズ)》 †

効果モンスター
星4/闇属性/植物族/攻1300/守1300
自分フィールド上に存在するレベル5以上の
植物族モンスターが破壊された場合、
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
《見習(みなら)い魔術師(まじゅつし)/Apprentice Magician》 †

効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 800
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
フィールド上に表側表示で存在する魔力カウンターを
置く事ができるカード1枚に魔力カウンターを1つ置く。
このカードが戦闘によって破壊された場合、
自分のデッキからレベル2以下の魔法使い族モンスター1体を
自分フィールド上にセットする事ができる。

『場合』と表記されいてるモンスターは、破壊さえされれば
例え除外されても除外先で効果が発動する…といったモンスター多いようだ。
クイラに至ってはそのお陰で大分弱点が減っている。恐ろしいモンスターである。
見習い魔術士が除外されても効果発動するのは 『場合』のテキストのお陰という事なんだろうね。