シューティングラーヴェ(はてな)

シューティングラーヴェの移行先

本当にあったアニメっぽいCGI

厨ニ成分が大きく入っています。苦手な方は即刻戻るボタンを押して、精神を正常に保ってください。

























「…融合召喚ブラックパラディン!そしてメテオブラック!」

俺の場にはフォレストマンが1体、そしてブラフの伏せカードが数枚…。
そんな貧弱なフィールドに対し、相手の―――有製さんのパラディン

「攻撃力は…7900だ!」

―――狂ってる。
月曜オフに毒されて、もはやインフレにしか目に行っていないのだろうか?
数ターンしか経っていない状態の攻撃力とは、とても思えない。
(…一体、どうやって切り抜けろって言うんだ?)
しかし、そんな自問をしている暇は既に無く…。

「砕けろヒーロォォォォ!超魔動烈波斬!」

その、皮肉とも言える攻撃力をその身に受け、俺のライフは一気に100になっていた。














英雄 VS HERO ~前編~


息が、出来ない―――……。
7900の攻撃を直接まともに受けたのだ、その衝撃はソリッドビジョンと言えど尋常では無い。
相手の場にはブラックパラディンに、先程こちらのフォレストマンを葬った<メテオブラック>
このままでは俺は確実に負ける。

(だが…誰がアイツを倒すんだ)

月曜オフによる弊害。
撒き散らされたインフレの毒に犯されたアイツは、誰かに倒されるまで更なるインフレを目指し続けるだろう。

「俺のターン、ドロー!」
だが、それじゃいけないんだ。
それは彼自身の体を滅ぼし、やがて世界をも揺るがす事になりかねない。
インフレという毒を浴びるのは、俺達だけで十分なんだ。
「…引いたぜ、俺はミラクル・フュージョンを発動!」
有製さんは手札が惜しいのか、それをアッサリ通した。
尤も無効にされてもまだ策はあったが、これで俺の戦術を実行できる。

「これが俺の最後の切り札だ!<E・HERO ネオスナイト>!!」

《E・HERO(エレメンタルヒーロー) ネオス・ナイト》 †

融合・効果モンスター
星7/光属性/戦士族/攻2500/守1000
「E・HERO ネオス」+戦士族モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、このカードの融合素材とした
「E・HERO ネオス」以外のモンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
このカードが戦闘を行う場合、相手プレイヤーが受ける戦闘ダメージは0になる。

ラクル・フュージョンで除外したのは<ジャンクウォーリアー>にネオス。
一族の結束の効果と自身の効果を含めると攻撃力は4450になり…。
一つ目の障害である<メテオブラック・ドラゴン>の攻撃力を上回った。

「さすがにメテオを超えてきたか、だがパラディンには届かない!」
「あぁ…だが、俺はお前を超える!バトルだ!」

ネオスナイトが剣を構え、ドラゴンに突撃していき―――
「ラスオブ・ネオス・スラッシュ!」
瞬時にその胴体を、2つに切り裂いた。

「くっ、メテオブラック…!」
「まだだ、ネオスナイトは一度のバトルフェイズで二回攻撃することが出来る!バトルだ!」
「なっ!?」

今度こそ有製さんの目が驚きで見開かれる。
攻撃力7900の最強の僕…ブラック・パラディンに対し
4450程度のネオスナイトで挑む等、ただの自殺行為でしかないはずだ。

「…勝負を捨てたか?俺はそれでも構わねェが」
「いや、俺はお前を…超える!」
だが、諦めてなどいない。
「7900がなんだ…超攻撃力がなんだ…」
「何かを諦めた瞬間から、ソイツの足は止まっちまうように世界は出来てるんだ」
あの目は、確実に何かを狙っている…!

「―――だったらそのインフレをぶち殺す!」

「罠カード発動<メタル化魔法反射装甲>!」

《メタル化(か)・魔法反射装甲(まほうはんしゃそうこう)/Metalmorph》 †

通常罠
発動後このカードは攻撃力・守備力300ポイントアップの装備カードとなり、
モンスター1体に装備する。
装備モンスターが攻撃を行う場合、そのダメージ計算時のみ
装備モンスターの攻撃力は攻撃対象モンスターの攻撃力の半分の数値分アップする。

「…な!?」
「当然対象は<ネオスナイト>だ!喰らえ…!」

7900の攻撃力の半分…つまり
3950の攻撃力加えたネオスナイトは攻撃の瞬間『攻撃力9400』に上昇し…。

「ラスオブ・メタルスラァァァッシュ!」

彼の…有製という名の決闘者の最強の僕を、その心と同時に切り裂いて行った。
















































続く


…いや、ぶっちゃけ眠いんだ。あとがきすら書くのが鬱陶しい!
有製さんとCGIをすると、時たま凄い事が起こるので文章化してしまいました。
眠いので文が不自然な点が多々あると思いますが、とりあえず見逃してくれると助かりますorz