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遊戯王オリジナル episode-40~55 NGシーン

この記事には遊戯王オリジナル episode-40~55までのネタバレがあります

ネタバレを嫌う方や、まだ読んでないよ!という方。世界観とキャラ崩壊が大嫌いな方。
初めてここに来るんだけど?という方は、読んでも意味がわからないと思います。
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《レベル・スティーラー/Level Eater》 †

効果モンスター
星1/闇属性/昆虫族/攻 600/守   0
このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル5以上のモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。
このカードはアドバンス召喚以外のためにはリリースできない。

ヒュペリオンのレベルを7にして、守備表示で特殊召喚するわ」
「……愛城さん」
「……?」
「見上げるとか見下ろすとか、難しい事言ってたけど……これでヒュペリオンのレベルは7だよ」
 純也は愛城の場に君臨している天使を指差しながら、そう語りかける。
「……」
「さっきも言われた通り、確かに僕は愛城さんより劣っているかもしれないけど、それが少しの差なら、それを覆す事だってできるはずだ!」
「言っている意味がよくわからないわね。――――私と貴方の差が、本当に少しだとでも?」 
「紅蓮魔闘士とヒュペリオンの差だって2しかないんだ。僕だって――!」


 純也はありったけの勇気を振り絞って、目の前の相手を睨み付けた。
 兄さんの事を聞く為に、そして先程の言葉……兄さんへの侮辱を撤回させる為に。
 そして、紅蓮魔闘士を雑魚と罵った人に、絶対に勝つ為に。
 そう、純也が自らを鼓舞していると。




「……成る程。貴方には、わからせてあげないといけないみたいね」



 愛城が手札を一枚、天に向かって放り投げた。
 決闘者としてあるまじき行動に、純也は目を丸くする。











 ――――だが、今日は風が強かった

 次の瞬間、凄まじい突風が辺りを襲う。
 天高く放り投げたカードは、そのまま風にさらわれ、何処か遠くへと飛んでいってしまった。

 愛城はその様子を、口元を歪めた状態で硬直し、見つめる。
 純也はそんな様子の愛城を、無言で見つめる。

 
「……」

「……」


 愛城は、そのまましばらくお空を眺めた後。
 狂気に満ちた表情を固めたまま、純也の方に顔を機械のような不自然さで向け、言った。

「……どうしよう?」
「……知らないよ!?」
































 めでたしめでたし♪