シューティングラーヴェ(はてな)

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『Rewrite』をプレイしての感想 ※ネタバレ注意

いわゆるアレなノベルゲーの感想記事です。
興味の無い方や、これからプレイする気満々の人は全力で読まないで下さいね。
全ルートクリアした方やどうでもいいやって人だけお進みください。



















































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テーマめっさ重ッ!


かつてこういった女の子女の子したゲームでここまで重いテーマを取り扱った例があったろうか……

しかし冒頭の詩的な入り方で感情を共有させて、ヨッシーノとの戯れで完全に笑わせて来たのは本当恐れ入った、正に掴みは完璧!
やっぱりプロの人の書き手ってすごいなぁ
ちなみに吉野君の第一声は

吉野「天王子、俺とデュエルしろ!」

決闘って意味で使ったらしいが 遊戯王的に吹いちまっただろ!




小鳥√

ゼアルじゃないよ!

とにかく演技ヤヴァイ ちびもすに泣いた。
小鳥の親の正体が発覚した時の喪失感が酷い。

今思い直すと、小鳥は湖太郎の性格が作り物めいて見えていて
湖太郎もクラスメイト達の反応が作り物っぽく感じていた。

相手の反応が一度作り物っぽく見えてしまうと、ホント辛い。


ルチア√

主人公である湖太郎のキャラ豹変っぷりが酷い
竜騎士さんが担当していたらしいけど、文章的な意味で違和感はバリバリだった。
今コラボってる身としてはプロの人でもこうなるのかぁと少ししみじみと感じました。

でもこう、文章力とは違った魅力に溢れていたのも事実で。伊達にヒット作品を生み出していないなぁ、とも思いました。

静流√


日記がやヴぁい
ラストがやヴぁい

ちはや√

ヒロインは余り好きじゃなかったのに何故か一番好きなルート
戦闘描写やキャラとの掛け合い、そして場面場面での盛り上がりが半端無い。
多分全ルートの中で最強の湖太郎だったと思う。
最終局面はKey作品で一番熱いシーンといっても過言ではない。そんくらい凄かった。

朱音√

宗教絡みは色々思い出して辛い。

Terra

湖太郎の声がこのルートだけ音有りになるんですが、アスベルにしか聞こえねぇ
叫んだ時の声は違った感じだったし、多分別人なんだろうけどすげー似てた。

Rewriteのテーマは『圧倒的な生への肯定』」

と製作者の人がインタビューで答えてたそうですが、正にそうだなぁ――と。

自分と周りを大事にする事より、星を大事にする事はそんなに大事なのか?
俺個人の感性では、そういう問いかけをされているように感じました。
『おまえの恋人寒くて風邪引いちゃったけどエコの為に暖房器具やめような!』って言葉に従うのは正しくはない気がするよ、って星が悲しくなる物語。

総括

まぁまとめると
ギャグセンスあり、女の子要素あり、ほのぼのあり、シリアスあり、鬱あり、バトルあり、厨ニ要素あり、環境要素あり、戦争要素あり

って感じでしょうか。書いてて意味わからんな。
リトバスと同じようにキャラ二の次でストーリー重視の作品だったように俺は思う。
Keyでは初の戦闘物だったけど、個人的には大満足の作品でした。

コラボ小説に対する刺激も随分もらえたし、いい作品を貸してくれた友人にありがトゥ!