【遊戯王】銀河眼の光子竜vs希望皇 前編
「ホープで攻撃!」
「くっ<フォトンスラッシャー>が……」
《 No. ナンバーズ 39 希望皇 きぼうおう ホープ/Number 39: Utopia》 †
エクシーズ・効果モンスターランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000レベル4モンスター×2自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。
対するは有製さん操る<遊馬デッキ>
さすがというべきか、やはりというべきか。
お陰でフォトンスラッシャーは大抵かませのように破壊されてしまい、今回もその例に倣って破壊された。
その気になれば守ることもできたが、このままだと圧倒されるなぁと思いつつ、カードをドローする。
さて、今度はこっちのターンだ。
ホープを普通の攻撃で葬るのは面倒だが、コイツの効果なら――
それは正直、見慣れた光景だった。
序盤彼がホープで場を制圧し、銀河眼でそれをひっくり返す。
相手が伏せを使おうと、それにチェーンし効果を発動するだけだ。
「さて、効果発動だ。ホープを一時的に次元に飛ばす!」
「――そうやっていつもやれると思うなよ!罠カード発動!」
「どんな罠だろうと、効果をチェーンして……」
「やれるもんならやってみろよ! 俺が発動したのは――カウンタートラップだ!」
「ッ!?」
《エクシーズ・リフレクト/Xyz Reflect》 †
カウンター罠フィールド上のエクシーズモンスターを対象にする効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。その後、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
――やられた そう思った。
だが過去形なのは、このカードで何度か憂き目にあっていたからだ。
「いつまでも同じ戦法が通じると思うな! <デストラクション・ジャマー>!」
《デストラクション・ジャマー/Destruction Jammer》 †
カウンター罠手札を1枚捨てて発動できる。「フィールド上のモンスターを破壊する効果」を持つ効果モンスター・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
ちょ、という声が聞こえる。
ドヤ顔で「同じ戦法が――」等と言っているが、以前彼と対決した時に<ヴォルカ・ザウルス>を連打されボロ負けした後に泣く泣く入れたカードなのは秘密だ。
だがこれで<エクシーズリフレクト>は無効になり、銀河眼の効果が改め適用される。
「くっ、ホープは結局除外かよ……!」
「俺は場にホープと銀河眼を再びフィールドに戻し、ターンエンドだ」
銀河眼の効果で一時的に除外されたホープにオーバーレイユニットは存在しない。
そうなったホープは、次のターンで問題なく破壊できる。
「なら俺のターン――むざむざホープがやられるくらいなら、カオス・エクシーズチェンジ!」
「……」
カオスエクシーズチェンジ。
希望皇ホープを重ねることで呼び出せる。新しい希望皇を呼ぶ気だろう。
だが、台詞からして、彼の手に”あのカード”はまだ存在しないはず。
「来るなら来い。そのホープでは銀河眼は倒せない!」
「やってみなきゃわからないだろ! 来い、カオスナンバーズ39――希望皇、ホープレイッ!」
それでも彼は、最後の切り札を召喚した。
《 CNo. カオスナンバーズ 39 希望皇 きぼうおう ホープレイ/Number C39: Utopia Ray》 †
エクシーズ・効果モンスターランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000光属性レベル4モンスター×3このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。自分のライフポイントが1000以下の場合、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を500ポイントアップして相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。