違う世代のガンダムvs
すっげぇ久々にフルブやってきました
リハビリも兼ねてフリーダムを選択し、最初9連勝中のクシャとマッチングして慣れさせてもらった次の試合。
なんとか勝利し、操作も大分戻ってきた。そんなある時――
出現したのは小学生になっているかも定かでないちびっ子さん
並んでる時から嫌な予感はしていたが、どうやらゲームに参加するらしい。使用機体のデルタプラス。
年齢で区別するつもりは勿論ないがノーカのようだし、この環境では組んだ人がほぼ確実に負けるだろう
大人気ないとは思うが、欠片でもそう思わなかったといえば嘘になる。
そんな思いを見通してか――
案の定組んでしまう小学生君と俺のフリーダム
組みたくないなぁとか思ってしまった俺の罰だと感じた 反省。
さて、俺はどうするべきか。
適当にやって「はいはいこんな人と組んじゃ勝てるわけないだろ。やる気でねぇよ」と試合後に笑う事だろうか。
最初から捨てゲーをし、小さな自尊心を守る事だろうか。
そんな人間にはなりたくないし、なって欲しくない
俺は愚痴的な書き込みを見かける度、こうはなりたくないと心のどこかで思っていた
なら、やれるだけの事はやらないと嘘だろう
とりあえずシャッフルの組み合わせを見て、戦況を確認する。
フリーダム(自機)+デルタ(小) vs 運命+X2
運命は先程組ませて頂いたが、ブメを当てるのが上手くフワステも習得している。
逆にX2は相手として戦ったが、守りが堅く狙ってもそうは落とせない。ゲロビの精度はともかく、CSの撒き方が絶妙だ。戦闘数も1600以上と俺よりも経験戦闘が400多い。
デルタは未知数。失礼だが慣性ジャンプを期待するのは酷だろう。
いわゆる地雷という人の最大の欠点は「回避力」だ。
よける能力が低いと看做されれば攻撃は集中し、先落ち2落ちが現実的に見えてくる。
幸いデルタプラスの子はノーカなので、あちらにとっても実力は未知数だ。
だがそれは試合が始まる前までの話で、まともに射撃戦をしたらすぐにそれが判明してしまうだろう。
なら、目立てばいい
味方の操作性能に目を向ける暇を、相手に与えない 勝つ道があるとすればこれしかない。
そして運命はフワステやらが丁寧で心強かったが、それは安定した戦闘での話。荒らしに弱い可能性はある。
そしてX2は堅い上に1600戦という実績のある猛者だが、機体特性上ガン追いには適していない。
多少の被弾を覚悟すれば、無視する事もできるかもしれない。
ということで、方針決定。
味方に目を向けさせる前に前線に突っ込み運命を擬似タイマンで圧倒。X2を焦らせカットに来させる
こうすればデルタには目が向かない。無理でもやるしかない。
自分の頭の中でそう決め、試合開始。
開幕ゲロビすら惜しんで斜めブーストを吹かし前線に突っ込むフリーダム。
先程運命と組んでいた時は後ろで丁寧()に戦っていたので、運命にとっては意外だったかもしれない。ていうかあって欲しい
運命に接近
まずは格闘を振るそぶりを見せ、ブメを投げさせる。ブメさえ投げれば格闘戦ではフリーダムに分があるので、射撃を織り交ぜつつ横を擦る。
当然X2が射撃でカットをしてくるが、自由の横は終了が早い。200前後を与えて150のズンダで取られるならダメ勝ちである。
すぐに跳ね起き運命に突進――を見せてからクルサブでダメを取るなどをして、戦況は荒れ放題。デルタのアシストが俺にだけ当たるが、敵に食らうより安く済むので気にしない。
運命とほぼ同時に自由が同時落ちし、X2がこの段階でデルタプラスに粘着し始める。
ラリーネさんをレールガンでこかし、そのまま復帰した運命へ
だけど無理にブースト吹かしたせいで、痛恨の振り向き撃ち。
慣れない事するから……
と若干やっちまった感を覚えていたが、ふとブーストを見るとまだ余裕がある。
なんだキャンセルすれば解決じゃないかHAHAHA と思ったが、下には運命がいるので、振り向き撃ちを晒した後にバックブーストなんぞした日には着地を100%取られる。そりゃもう確実に取られる。
と、そんな時何故か思った
なら、キャンセルしなければいいんじゃね? と
勢い余って運命の斜め上にいって振り向き撃ちを晒した自由を見て、俺だったら何を思うだろうか
キャンセルしたら、ブースト勝ちを確信して丁寧に着地を狙うだろう
しかし振り向きうちをキャンセルしなければ、俺なら絶対にこう思う。
アイツ、もしかしてオバヒなんじゃねwwww
案の定突進してくる運命。1秒にも満たない時間だが、振り向きうちはオバヒ状態だと膨大な隙を晒す為、格闘生当ても容易だからだ。
しかし実はブーストを4割近く残してるフリーダムさん
前格を横に避け、それが意外だったのか逆に格闘を差し込んでやる事に成功。その後デルタをX2が落とすと同時に運命を撃破し、勝利できた。
いやうん、酷い試合だってのはわかってる
なんせ奇策人メタガン追い連携皆無ぶっぱの役満である 負けた方も多分余り楽しくはなかったし、俺自身こんな試合で成長できるとは到底思えない。
でも、何がなんでも勝ちたいと思った。
どんな手を使おうが、裏で子供に愚痴愚痴言う自分と向き合うぐらいなら、勝ちたいな、と。
正直勝ったけどドヤ顔する気分にもならず、なんともいえないテンションで隣の子に会釈すると
凄く元気いっぱいに会釈してくれた
それを見てたら色々馬鹿馬鹿しくなってきたので「まぁいいか」とありがとう通信を入れる。
とりあえずここはゲーセンだ。ドヤ顔しようが糞ゲーしようが、勝ったんだから良しとしよう。
そして挨拶のできるこの子は慣性ジャンプはできなくても、荒んだ大人よりずっと見所があるかもしれないなぁ、なんて事を思った。
どうか、マナーを守れるいい子のままで成長して欲しいものである。