シューティングラーヴェ(はてな)

シューティングラーヴェの移行先

そして僕にできるコト

さて、俺は過去の経験上【個性】というものにちょっとしたこだわりを持っている。
それはゲームにしても歌にしても、デュエルにおけるデッキに対しても同じ事なのだが…

要は『ソイツにしか出来ない事』がある、という事。
それは個性と=で結ばれるのだと、個人的には思っている。

遊戯王風に言えば
ナイトメアアサシンが主流な中で、人食い虫を使っていてもそれは個性には見えにくいという事。
結果相手モンスターを叩き潰す除去魔法に変わりはないわけで、大差無いものは大差無い。

以前真紅眼スレで出た話を、オフ会で話し合った事があった。
詳しい経緯は忘れたが、誰かがこういうデッキ構築はどうだろうか?等と提案した時に

それならトライホーン使った方がよくね?


と発言する人が現れ、ささやかに周りから叩かれたという話だ。
その話をした時ダークネスさん(過去のオフ参加者)はその(トライホーンの)発言者の気持ちもわかる。
といった節の話を、言葉を選びながら言っていたのに酷く同意したのは今でも覚えてる。

例えば真紅眼デッキの真紅眼を全てトライホーンに差し替えた方が明らかに強い ような構成で
果たしてそれは真紅眼を生かせているのだろうか?
ただカードが好きだから、絵柄が好きだからという理由は確かに大事だが、せっかくならソイツにしか出来ないような、ソイツを生かした構造にした方がカードも喜ぶし、自分も満足できるのではないだろうか?

つまりはそれが、『ソイツにしかできない事』 である。
…俺は、マイナーカードを使われるのも使うのも大好きです。
でもどう足掻いても『ソイツだけに出来る事』をこじつけられない場合、断念する場合も多い。
例えば『最終戦争』とか…。同じ事ブラックローズ呼ぶだけで出来るんだから
自分で使うと浪漫も何もないように見えてしまう。まぁローズがお手軽過ぎるのがコレは問題なんだろうけどw


音楽業界でも『第二、第三のラルクはいらない』等と言われた記憶があるが、それと通ずる所はあるのかもしれない。



オフメンツや自分の一部を例にすると。
ドラゴンで宝札3枚使うより(今は制限だけどね) ドラゴン以外で使えない超再生使ったり

全体攻撃という点で相性がいいから、優秀な装備魔法よりメタル化を優先したり

融合解除のように連撃に使えるから、炸裂装甲よりサンダーブレイクを採用したり


下二つ等の細かな所から意識的に「ソイツを生かそう」と努力しているのが伺える。
そういうものが見え隠れしているデッキと戦うのはやはり楽しいし、参考にもなる。
ここで大事なのは【敢えて入れない】のでは無く、【○○だから入れない】になるのが理想だという事。

単純に攻撃を受けるだけならミラーフォースは確かに強力なカードだが、例えばキマイラやウォーター・ドラゴン等のカードが入ってる場合は、前述の通り連撃にも使える。
そして自分のコンセプトを潰す恐れのある『弾圧』やらのカードにも対応できる。
正直、一概にどちらが上とは言えない。

…っていうか、一昔前のガチデッキはミラーフォースより明らかにサンダーブレイクのが優先されていたので。例としては相応しくないか。

そしてそういうのをいちいち面倒に考えている奴程、所謂『壊れ』カードに敏感になるんだろうなーとも思う。
いわゆる「ソイツにしか出来ない事」を殆ど潰されてしまうのだから、存在意義がなくなるに等しい。
だが敏感になり過ぎるのもまたおかしい話だし、そこは俺を含め気をつけないといけないと思う。


ただ、勘違いして欲しくないのは、上記に書いた事は全て「縛り」であってはいけない、という事だ。
意識して作ると色々違ってくるかもしれない、という話であって。そうでなくてはいけないわけではまったくない。それを押し付けるのも全くのお門違いだ。
それでデッキが組めなくなったら元も子もないからね。

とまぁ、偉そうに長文を書いたが、オフではそれを意識してる人はかなり多いんじゃないかと思っている。誰かのバーバリアンの生かし方とかもはや神の所業。

ガチ派の人に「なんで○○入れないんですか?」と言われた時、精神論は一切無しで
「○○入れると弱くなるから」と胸を張って言えるようなデッキをできるなら作りたいものである。