遊戯王オリジナル episode-21
《ドラグニティナイト-バルーチャ/Dragunity Knight - Barcha》 † シンクロ・効果モンスター 星8/風属性/ドラゴン族/攻2000/守1200 ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上 このカードがシンクロ召喚に成功した時、 自分の墓地に存在する「ドラグニティ」と名のついた ドラゴン族モンスターを任意の数だけ選択し、 装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。 このカードの攻撃力は、このカードに装備された 「ドラグニティ」と名のついたカードの枚数×300ポイントアップする。
「ドラグニティ・ナイト――ドラグニティに、こんな形があるなんて」
「小僧……」
「小僧……」
ドラグニティ使いとしてそれはどうなんだ、と言いたげなスドを無視して、治輝は感慨深く感じていた。
ドラゴン一辺倒だった時代の俺では、気付かなかった事。
かづなと一緒に行動する事がなければ、成し得なかった事。
似たような気持ちだったのかもしれない。かづなもボーっとして表情で、自身が呼び出したシンクロモンスターを眺めている。
だが、いつまでもそうしてはいられない。気持ちを切り替えて、目の前のアイツを倒さないと。
ドラゴン一辺倒だった時代の俺では、気付かなかった事。
かづなと一緒に行動する事がなければ、成し得なかった事。
似たような気持ちだったのかもしれない。かづなもボーっとして表情で、自身が呼び出したシンクロモンスターを眺めている。
だが、いつまでもそうしてはいられない。気持ちを切り替えて、目の前のアイツを倒さないと。
「<ドラグニティナイト-バルーチャ>の効果発動!墓地のドラグニティと名の付いたドラゴン族モンスターを、全て装備する事ができる。まずは……ファランクス!」
《ドラグニティ-ファランクス/Dragunity Phalanx》 † チューナー(効果モンスター) 星2/風属性/ドラゴン族/攻 500/守1100 このカードがカードの効果によって 装備カード扱いとして装備されている場合に発動する事ができる。 装備されているこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「次に――パルチザン!」
《ドラグニティ-パルチザン》 † チューナー(効果モンスター) 星2/風属性/ドラゴン族/攻1200/守 800 このカードが召喚に成功した時、 手札から「ドラグニティ」と名のついた鳥獣族モンスター1体を特殊召喚し、 このカードを装備カード扱いとして装備する事ができる。 このカードがカードの効果によって装備カード扱いとして装備されている場合、 装備モンスターをチューナーとして扱う。
「そして、アキュリス!」
《ドラグニティ-アキュリス》 † チューナー(効果モンスター) 星2/風属性/ドラゴン族/攻1000/守800 このカードが召喚に成功した時、 手札から「ドラグニティ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚し、 このカードを装備カード扱いとして装備する事ができる。 モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた時、 フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
「んでもって最後に、ブランディストックを装備する!」
《ドラグニティ-ブランディストック/Dragunity Brandistock》 † チューナー(効果モンスター) 星1/風属性/ドラゴン族/攻 600/守 400 このカードがカードの効果によって装備カード扱いとして装備されている場合、 装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
円に刺さっていた剣は宙に浮き、再びフィールドへと舞い戻っていく。
その様を見た佐光は面喰らい、更に数歩後ずさった。
七水はただただ、その効果の演出を口を開いたまま眺めている。
その様を見た佐光は面喰らい、更に数歩後ずさった。
七水はただただ、その効果の演出を口を開いたまま眺めている。
「そして<ドラグニティナイト-バルーチャ>の攻撃力は、このカードに装備された
ドラグニティと名のついたカードの枚数×300ポイントアップする!」
ドラグニティと名のついたカードの枚数×300ポイントアップする!」
【バルーチャ】2000→3200
「……は、ははははは!余りに効果が派手で、どんな強いモンスターなのかと思いましたが……たったの3200しか攻撃力の無い、弱小モンスターではないですか!」
確かに、このままでは佐光の操るライトルーラーには届かない。
でも、何か手があるはずだ。何か――
治輝が冷や汗をかきながら思案していると、今まで黙っていたかづなが呟いた。
でも、何か手があるはずだ。何か――
治輝が冷や汗をかきながら思案していると、今まで黙っていたかづなが呟いた。
「なんとか……なるかもしれません」
バッ!と、その言葉を聞いた治輝はかづなを見た。
かづなは無言で、自身の伏せカードにそっと手を置く。あのカードを使えって事か……?
他に方法はないんだ。もうなるようになれだ!
かづなは無言で、自身の伏せカードにそっと手を置く。あのカードを使えって事か……?
他に方法はないんだ。もうなるようになれだ!
「俺はタッグルールを行使して、パートナーの伏せカードを発動!<死者蘇生>……ってえぇ!?」
《死者蘇生(ししゃそせい)/Monster Reborn》 † 通常魔法(制限カード) 自分または相手の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
佐光も七水も驚いているが、伏せカードを発動した俺自身が一番びっくりだ。
「ちょ、どうしてこんな強力なカードを温存してたんだ……」
「なお君、それの蘇生対象。私が決めてもいいですか?」
「え、あぁいいけど」
「なお君、それの蘇生対象。私が決めてもいいですか?」
「え、あぁいいけど」
かづなの表情は至って真剣だ――何か考えがあるのだろう。
そう判断して、俺は蘇生対象の選定をかづなに委ねた。
そう判断して、俺は蘇生対象の選定をかづなに委ねた。
《コダロス/Codarus》 † 効果モンスター 星4/水属性/海竜族/攻1400/守1200 自分フィールド上に表側表示で存在する 「海」を墓地へ送る事で、相手フィールド上に存在する カードを2枚まで選択して墓地へ送る。
またもや、佐光や俺――そして誰よりも七水が驚きに目を見張る。
この場にいる全ての人間が……かづな以外の決闘者が、かづなの行動を理解できない。
この場にいる全ての人間が……かづな以外の決闘者が、かづなの行動を理解できない。
《ドラグニティ-ファランクス/Dragunity Phalanx》 † チューナー(効果モンスター) 星2/風属性/ドラゴン族/攻 500/守1100 このカードがカードの効果によって 装備カード扱いとして装備されている場合に発動する事ができる。 装備されているこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
これでバルーチャの攻撃力は2900に下降してしまった。
かづなの狙いはわからないが、今は信じるしかない――!
かづなの狙いはわからないが、今は信じるしかない――!